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課題解決事例

事例2 売上高5億円、飲食業の例

業績不振を救ったのは、店舗ごとの利益管理の徹底と予算管理の導入


事例2 店舗管理から予算管理へ 売上高5億円、飲食業

このお客様は、居酒屋を数店舗経営しています。

以前は高齢の税理士が関与していたそうですが、税務調査を受けた際に税理士のミスが多数指摘され、会社の将来に不安を感じた経営者様より、当事務所へご依頼をいただきました。

西山元章事務所がご提案した具体策

店舗損益管理の徹底

当事務所が関与した当初は、店舗に勢いがあり、会社も順調に儲かっていました。
しかし、競争が激しい業界なので店舗の寿命はさほど長くはなく、絶えず工夫をしていかなければ既存店の業績を伸ばし続けることは困難です。ほどなく業績は下降気味となってしまいました。

ここで、まずしなければならないことは店舗ごとの損益管理の徹底です。それまでにも各店舗の売り上げは管理されていたものの、各店舗の利益は管理されていませんでした。経営者というのは売り上げには大きな関心を寄せる一方で、利益にまではあまり関心を持たないことが多く、このお客様にもそれが当てはまりました。売り上げが上がれば自然に利益が出ていると思っていたようですが、実際には思っていたほどの利益は出ていなかったのです。

各店舗の損益を調査していくと、食材のロス、人員配置のミス、高すぎる家賃など、さまざまな問題が数字として如実に表れてきました。

毎月、経営者様や店長などを交え、原因の探求や対策を講じていくうちに、経営者様の損益感覚が鋭くなり、それまでにはなかった定期的、組織的な会議に発展しました。この会議は経営改善のためだけでなく、経営者以下、店長などスタッフ間の格好のコミュニケーション機会となり、店長育成にも大きく貢献するようになりました。各店店長がお互いの成功例や失敗例を共有するようになり、各店長にも店舗の損益に対する意識が浸透しました。

お客様のご要望により、この会議には当事務所も出席しています。

予算管理の導入

社内に損益感覚が浸透してくるに伴い、予算管理を導入することにしました。
これは社内に一定以上の意識が芽生えてからでないと逆効果になることもあるため、適切なタイミングでなければなりません。

予算と実績の分析、そして対策。これは毎月検討していますが、予算は設定するだけでなく、「なぜ達成できなかったのか?」「達成するにはどうしたら良いのか?」という部分を徹底しないことには意味がありません。いわばPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルによる管理を実行してこそ、はじめて予算が生きてくるのです。

このようなサービスは「経営計画作成支援」と呼ばれ、多くの会計事務所がサービスメニューに採り入れていますが、経営計画の「作成」だけでは最終的な目的に到達することができません。当事務所では、予算未達成に対する毎月の反省と対策の実行、それによる結果の評価などを日常的に反復することによって、結果の出る「経営計画作成支援」を行います。

さまざまな対策の実行により、一度は業績が持ち直したものの、100年に一度といわれる昨今の不況の影響は免れません。
業績の下降を余儀なくされている状況にありますが、この会社は以前と違って「経営管理の仕組み」を持っています。経営者以下、店長に至るまで何をすべきかを理解されています。売り上げの低迷に対して不必要に一喜一憂することなく粛々と当たり前の行動を取ることは、業績の悪化を最小限に食い止め、早期回復を可能にするのです。

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